みるく離婚して干支が一周したってよ

もうV6しか信じられない。と思いながら離婚して12年経ちました。歳をとるのが楽しいと思えるようになりたいな。

LIGHT IN YOUR HEART

前回は何の予告も前置きもなく、いきなり「私のV6偏愛歴」を語り出した訳ですが

…今回もその続きです。

お茶の間時代

学校へ行こうが始まりV6を認識した私は、可能な限り毎週欠かさず観てました。
特に好きなコーナーは、もちろん「未成年の主張」と少年オカダ
まだ自身も学生だった岡田くんがいろんなことに挑戦する姿が、今でも目に焼きついています。出来ないことがあると時には涙する岡田くんが愛おしく思えて大好きでした。

子供が生まれてからも、いつも一緒に観てました。
よく「子供に見せたくないテレビ番組」というランキングがあると「クレヨンしんちゃん」ほどダントツではないまでも必ずワースト10にはランキングされてた番組でした。
多分おバカなコギャルが出てきたり、汚ギャルが出てきたり、ラップのコーナー等があって広く受け入れられなかったのが原因かと思います。
でも基本的には学生のための番組で、汚ギャルの部屋をV6が掃除してあげたり、厚底ブーツが危険なので底をノコギリで切ってあげたり…
やり方は乱暴だけど世直し的な要素もあり?、時には学生の流行や風俗を紹介しつつ、全国の頑張ってる学生や一芸に秀でた学生を取り上げて応援したりする優良番組だと思ってたんだけど。
ちなみに我が家では「クレヨンしんちゃん」も積極的に見せてましたよ。

ドラマは、子供たちが小さい頃は毎週決まった時間に落ち着いて観ること自体が難しかったのでなかなか観られなかったんですが、
岡田くんの初主演ドラマ木更津キャッツアイは初回から録画して、毎週子供たちを寝かしつけた深夜に観てました。

歌番組もタイミングが合えば見る感じでしたが、例えばCDを買うとかファンクラブに入るとか、ましてや若い女の子に混じってコンサートに行くなんて発想もなかったので…
私のような坂本くんより年上のファンは、当然のようにお茶の間で満足してました。


そして、自然の成り行きで子供たちもV6が大好きになり、日常の普通の会話の中で「6人が突然いっぺんに泊まりに来たら泊まれるか」とか( 6人で旅をする企画で、学生のいる家にアポ無しで泊めてもらうというのがあったため) 、展望台や高層のビルなどに行くと「こんな高い所、リーダーだったら登れないね」などと、
まるで友達や親戚のお兄さん達のように親しみを込めて話してました。

息子が幼稚園児の頃は、公園や道端で髪を金髪っぽく染めた人を見かけると「ママ〜!岡田くんがいるよー!あの人岡田くんだよねー!」みたいなことをしょっ中大声で聞いてきて困りました。
娘が小学生になると周りはみんな嵐アラシと言い出して、「V6⁈ オジサンじゃん⁉︎」と言われて帰ってきて、これも怒り狂う娘をなだめるのに苦労しました。

でも2009年初頭に離婚することになり( それがいわゆる主婦リストラ)、その直後に生まれた恋も春の訪れとともに儚い雪のように消滅してしまって、傷心の私はある日ふとV6の新曲のCDを買ってきて聴いて、初めてV6の曲で涙が溢れました。

それが「LIGHT IN YOUR HEART」です。奇しくもこの曲もウルトラマンの映画の主題歌でした。

LIGHT IN YOUR HEART

LIGHT IN YOUR HEART

”どれだけ君が
張り裂けそうな痛みを知ろうとも
忘れないでここにある
The light in your heart♪”

収集時代

それからは少しずつCDやDVDを集めだして、テレビでよく聴いてたお馴染みの曲も初めて聴く曲もいい曲が多くて、「V6はユーロビートやラップの曲が多い」という印象をずっと抱いていたのが良い意味で裏切られました。
何しろアイドルのアルバムやCDを買うなんて、(いや当時はまだレコードでしたが )トシちゃん以来で、
時を経てアイドルの楽曲がこんなに進化してるなんて!という驚きと、薄々感じてはいたけどV6の歌の上手さにもびっくりしました。

坂本くんは大サビのソロの印象が強くて、あとディズニーの「ターザン」の主題歌も大好きだったので歌が上手いのは知っていたんですが、改めてちゃんと聴けば聴くほど伸びやかな高音もセクシーな低音も本当に上手い。
それと思いの外上手いと思ったのがイノッチ。アイドル風にもフォークシンガー風にもシャウト風にも歌い分けられる器用さがあり、コーラスやラップも安定して上手い。
歌はこの2人が突出してるけど、全体にレベルが高くてユニゾンのバランスがとてもいいと思いました。
太くて強い声の坂本・井ノ原・岡田と、甘くて高い声の長野・森田と、奇跡のミラクルボイス三宅。6人の声が合わさって重なって、面白いハーモニーが生まれてます。


それとダンス。V6はすごい踊ってる。踊ってるとは思ってたけど…思ってる以上に踊ってました。アクロバットのイメージも強くて、昔はぴょんぴょん跳んで回ってた気がするんだけど、近年はアクロバティックな動きよりも、繊細に歌詞の一音一音を表現するかのような振り付け。それがまた体格も違う6人がきれいに揃っててしなやかで美しい。
とにかく、CDやDVDで再確認したV6は、私が知ってたV6よりもさらに素敵だったのです。

観劇シーズン

その初めて買って観たライブDVDが伝説の「READY?」コンだったんだけど…もうこれは会いたくなるでしょ?コンサートに行きたくなるよね。
そう思ったらもう、ライブDVDが出てるっていう時点で当然ですがツアーは終わってて。

せめて1人でも会いたいと思って、坂本くんの「Zorro the musical」を下の子と観に行きました。これが私の初めての「生」V6体験。この時に上の子が「なんで僕も連れてってくれないんだよぅ」といじけてたので、それ以降は3人で行くことになるんです。

いよいよコンサートへ行こうと思ってツアースケジュールを見たら、なんとまさかの名古屋飛ばし
横浜まで行く?大阪の方が近い?
考えてる間もなくチケット完売で、このコンサートは諦めました。

翌年のコンサートは名古屋飛ばしは無かったんですが、見事に外れて電話も繋がらず完売。仕方なくグッズだけ買いに行きました。

やっぱりファンクラブに入らないとチケットは取りにくいよと、いろいろ教えてくれるTwitterのフォロワーさん達に勧められて、ついにファンクラブに入会することに。
どうしてもっと早くこうしなかったんだろう?ということが、私の人生にはよく起こりますが、そうなればなったで堰を切ったように流れ出すのが道理で…ますますV6に心酔していくのです。