みるく離婚して干支が一周したってよ

もうV6しか信じられない。と思いながら離婚して12年経ちました。歳をとるのが楽しいと思えるようになりたいな。

初めての解散

V6が解散しました。

どうした?11月から何ヶ月過ぎたんだ?

そうです、もう5ヶ月が過ぎました。

 

 

いのっちが「俺たち、解散するの初めてだからさ」と言ってたけど、推しが解散する体験が初めてだったファンも多いと思います。

ところが、私は初めてではないのです。

子供の頃大好きだったグループが解散してしまいました。

子供だったので解散コンサートにも行けず、ファンクラブにも入れず、ひたすらお茶の間だったんですが、シングルレコードをコツコツ買い、解散が発表されてから出た写真集やベストアルバムも買いました。

V6の解散で、ベストアルバムやら写真集やらを予約したり注文しててその遠い記憶を思い出しました。

 

私の初めての推しアイドルだったのはキャンディーズです。

 

彼女たちの解散は、コンサート中の突然の「普通の女の子に戻りたい」という衝撃的な発言がきっかけでした。解散までは時間があったのですが、引退しちゃうのかも?と思っていたのでとても悲しかったのを覚えています。

その後、田中好子さんは女優としてドラマで復帰。少し遅れて伊藤蘭さんも女優として映画で復帰しました。

藤村美樹さんも歌手として少しの間復帰されたので、結局3人とも「普通の女の子」期間は短かったのですが、キャンディーズは二度と再び結成されず、特番などで「同窓会」的なことも一切せず、ファンの前で3人が顔を合わせることも全くなく、田中好子さんこと「スーちゃん」は亡くなってしまいました。

 

キャンディーズの活動期間はたったの4年半くらいです。

私が最初に勤めた会社の勤務年数と変わりません。24歳から28歳まで勤めて寿退社したのですが、キャンディーズはもっと若く16-7から20歳から21歳そこそこまでで、彼女たちにとっての青春時代だったのでしょう。

「普通の女の子」に憧れる気持ちも今なら理解できます。

 

小学生だった私は解散コンサートに行けずに、春休みの1日を「今頃キャンディーズは解散コンサートしてるんだろうな」と思いながら過ごしました。数日後には編集された解散コンサートの模様がテレビで放送され、当時出始めたばかりのビデオデッキで録画して、それこそ擦り切れるまで観ました。

蘭ちゃんの「つばさ」という曲の中のセリフを丸暗記して、息継ぎや鼻を啜るタイミングまで完コピしたのを憶えています。

それがお茶の間だった私の初めて観るコンサートでもあり、最後のコンサートでもありました。

全てがキラキラしていました。

紙テープの山がとても綺麗で、3人の衣装がひらひら揺れて、3色のリボンが鮮やかで、彼女たちの涙がキラキラ光ってました。

最後の最後、炎で描かれた文字が燃え尽きて消えるまで、息を呑んで見つめてました。

 

これが私の「初めての推しアイドルの解散」でした。

 

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だからV6が解散すると聞いた時、「またか」と思いました。私の好きなアイドルは解散してしまうんだ。V6だけはそんなこと絶対にないと根拠もなく思ってたのに。

悲しくて悲しくて…でも涙は出ませんでした。

 

私は従順なファンではありません。

推しの言動なら何でもかんでも受け入れるファンではありません。

ブログを見ていただけたら分かると思いますが、批判もするし文句も言うし、やめたくなったり怒ったりしながら応援してる…どちらかと言えば反抗的なファンです(笑)

だけど、もちろん「嫌だー」とは思ったけど、でもやっぱり「彼らが決めたことなんだから」と、珍しく納得して受け入れてしまいました。

 

何となく、少し前から気が付いていたのかもしれません。今からどうとでも言えるじゃんと思われるかもしれないけど。

岡田の態度とか。

25周年のファンのサプライズメッセージを見た時の重すぎる反応とか。

選曲とか。

 

受け入れた日から涙が出ません。

 

解散コンサートは地元は落ちて、サンドーム福井が当たりました。

解散コンサートだけはどうしても落ちるわけにはいかないと思って、北海道以外の全部に申し込みました。娘や息子名義も全部申し込んで、私の名義でたった一つだけ当たりました。それだけ激戦だったのでしょう。

 

サンドーム福井へは息子と娘と3人で行きました。「ずっと会いたかったよ」という団扇と「V6ありがとう」という団扇を持って。

 

セットリストに泣きました。

あまりの良席で泣きました。

最後の「目を閉じれば」にも泣きました。

全てがキラキラしていました。

優しさに包まれていました。

6人がとても愛おしかった。

 

でもあれから涙が出ません。

 

大声で叫びたかったな。

「オカダー!」

「剛くーん!」「健ちゃーん!」

「いのっちー!」「ヒロシー!」

「坂本くーん!」

本当はみんなそうやって大声で名前を呼びたかったのに、堪えて声を出さずにただただ手を叩いてました。

 

あれから、もう半年以上経つのが信じられないようでもあり、もっともっと時間が過ぎたような気もしないでもありません。

たまに、ラジオから流れる「鏡」や「目を閉じれば」にじわっと涙が滲むこともあります。

 

トラジャがV6の曲で踊ってくれたのを観るとウルウルッとしたりもします。

 

でもまだ本当には泣いてません。

泣けないのは、本当は納得できないのかもしれないし、あんまり早い時期に納得してしまったせいなのかもしれません。

 

フォロワーさんや他のファンの人が「号泣した」とか何かというと「涙が」とか「泣いた」とか呟いてるのを見ると少し焦ります。

泣かない私は本当のファンではなかったのかもしれない?と落ち込んでしまいます。

 

もしかしたら、もうすぐ届くコンサートのDVDを観るとき、初めてわんわん泣けるのかもしれません。

 

このまま泣かなかったら何となく、中途半端な気持ちで終わるのかな?と思うと悲しい。

いつかちゃんと泣いて昇華させたい。この思いを。

と、思ってます。

 

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V6に関しては、解散でファンが悲しまないように、いろんな策を講じてくれてて、なんて至れり尽くせりなんだと感動しました。つくづく優しい人たちだよ。

 

愛してたんだ、V6を。

愛していくんだ、これからも。

ありがとうV6。