君がいる、それだけで色づいて映ったんだ
お姫様はお城から出なければよかったのに。
そんな言葉がふと浮かんだ。
トニセンの舞台、申し込んだのが全部落ちました。
南野陽子ちゃんの「楽園のDoor」の歌詞が頭の中をグルグルと回った。
”陽だまりの窓辺から 凍える街並み見下ろすの
淋しさも憎しみも ガラスの向こうの物語”
そう、数年前まで私は「お茶の間」という楽園にいた。そこでは私1人が岡田くんのファンだ。
岡田くんが恋愛する映画も、相手役が気に入らなければ見なければいい。それは今でもそうだけど、こちらが見ないと決めたらもう、情報は入ってこないからそんなに感情を揺さぶられることはない。
そう、他人によって感情を揺さぶられることがないんだ。1人で完結してる。
むしろお茶の間の方がワイドショーや週刊誌のゴシップが目や耳に入ってくるんじゃないかとお思いかもしれないが、単純な話見なきゃ済むことで、私の見なかったものは存在してないも同然なのでわざわざ傷付きに行かなくてもいい。
ま、たまに完全に油断してた場所で地雷を踏むように、全く普段興味のない人から「岡田くん結婚するんだってね」などと言われて心臓が止まる思いはするけど。
普段だいたいは、ママ友とかに「V6ファン」と言ってもみんなあんまりよく分からないから「へー、岡田くんカッコいいよね」で終わり。たまに「他に誰がいるんだっけ?」と聞かれるくらい(笑)
中にはSMAPや嵐のファンの人がいても、だいたいが知り合いや娘さんにチケット譲ってもらって1-2度コンサートに行ったか行かないかくらいの、つまり向こうもお茶の間に毛が生えたレベルだから、知識が曖昧で知ったかぶりをされて腹が立つくらいのものだった。
例えば「SPの主題歌は嵐が歌ってる」と思い込んでたり(笑)
そんな時は少しは腹が立つけど、周りにファンがいなくて寂しいとはあんまり思わなかった。
コンサートのDVDを観てても、ファンなんてそんなに目に入らない。「岡田」の団扇が多いなぁとか、あの子岡田くんとハイタッチする前にメガネ外したなとかすごい客観的に見てたから、「いいなぁ」とか「私もタッチしたいな」なんて思わなかった。
だって、そこにいる自分なんて想像もできなかったから。
人生の中で、それまで私は1度もジャニーズのコンサートへ行きたいと思ったことは無かった。
何故って、一番大きいのは「知らない」って事もあるんだろうけど、お茶の間で満足してる間は広いコンサート会場で数センチにしか見えない彼らを観るより、テレビでアップの彼らを観る方がお得だと思ってたんだ。
昔からのジャニーズの知識や既視感が邪魔をして、ジャニーズのコンサートはとにかくうるさいイメージしかなかった。アイドルが歌っててもファンがキャーキャー騒いでほとんど声が聴こえない、そんな3球コンサートや光GENJIのコンサート映像の印象が強かったせいだ。
あと、小っこいジュニアの子がいっぱい出てきて下手な踊りを見せられ視界を遮り 、肝心のアイドルが見えないとか、ファンサービスをされた時のファン同士の醜い争いとか、とにかく良くない印象しかなくて、あの団扇もすごく滑稽に見えていた。
でも近年のV6のコンサート映像を観て、まず驚いたのがジュニアが出なくなってたこと。
あと、ざっと眺めてもファンの年齢層が高そうだし落ち着いてる。ガツガツしてない感じ?
会場もドームとかだだっ広い所じゃないし豆粒にしか見えないって程でもなさそう。それに結構隅々までメンバーが走って来てくれてる。
ところで私は実はライブ等で一番嫌だなぁと思ってて、なるべくならやりたくない事の筆頭 が「曲に合わせて手拍子」なんだけど(笑)
それはまぁ、アーティストにやれと言われてやるならやるし…それが演出の一部になってる曲とかもあるからそういうのは構わないんだけど、中にはリズム感のない人もいるし、だんだんズレてくるし、リズム取るのが難しい曲だってある。
それならいっそ踊りたい。振りつけてくれたらちゃんとやるから〜と、他のミュージシャンのライブでもいつも思ってた。
そしたらジャニーズのコンサートでは手拍子ができないのに気付いたのよ。だって片手に団扇、片手にペンライト握ってるんだもん(笑)
そして踊る!(笑)「愛のメロディ」「グッデイ」とかファンが一緒に踊る曲もある!
そりゃいい、それならやりたい!(笑)
まあ、恐ろしいけど何度も何度も鬼のように繰り返し(「Ready?」コンは擦り切れるほど観た) 観てたらだんだん「どうしてあそこに私がいないんだろう?って気持ちになってくるもので。
V6 ASIA TOUR 2010 in JAPAN READY? (通常盤) [DVD]
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そんな感じでいつしか「私もコンサートに行きたい」と強く願うようになってきたのでした。
”そうね 世界中が他人事なら
傷つかずに過ごせるけど
心ごと生きていきたくて
楽園のDoorから …ひとり
冷ややかな階段を ざわめきの海へ降りてゆく
あこがれと 哀しみが ぶつかって もつれる街角”
さあ、「あこがれと 哀しみが ぶつかって もつれる街角」へ一歩足を踏み出してしまった。
そしていきなり先制パンチを食らったのが「セクバニコン名古屋飛ばし」。
うっそ、マジ?初めて行こうと決心したコンサートが名古屋でやらないって⁈どういうこと⁈
しかもファンクラブにも入ってなかった私は撃沈。そもそも私のためのチケットなぞ「ご用意できる訳がありません」状態。そこで改めて知るジャニーズのチケットファンクラブ独占状態。「一般販売」なんて申しわけ程度、いや多分あるように見せかけてるだけのまやかし。
とにかくファンクラブに入ってなきゃチケットなんて買わせてももらえないのね。
あ、でも「ゾロ」は買えた。ファンクラブに入ってなくても地元の劇場のサイトから割と良い席を買えた。
でもそれで本物の坂本くんを見てしまった。
映像でもCGでも幻でもなく、カーテンコールで両手で手を振るその人は、いつもお茶の間で見てた坂本くんだった。いやー、本当にいるんだ!存在してるんだ。
単純に感動した。
ミュージカルの内容ももちろんだけど、坂本くんが本物だったことに、より感動した。
てことは、他の5人も存在してるんだ。
不思議なことに、お茶の間では確かな存在感を誇ってた「私のV6」が、6分の1の本物を見てしまったことでその存在がとても儚く感じてきた。
他の5人も見たい、本物に会いたい。
当然の流れでそうなる。
そして私はついにファンクラブに入会した。
このへんの話は前にも書いたからそちらを見て頂くとして……
なんとなくファンクラブに入会することを渋ってた理由を書いておきます。
オトナ気ないとかそういうんじゃない。
ファンクラブに入会する適齢期というものがあるとしたら、たぶん適齢期と思われる時期にも迷ったことはある。(トシちゃんの頃)
そして結局入らなかった。
そもそも私は好きな人のファンクラブに入ること自体を躊躇うんだ。
だってファンクラブに入ったらどうなる?
私は「ただのファン」になってしまう。
…おいおい、なに当たり前のこと言ってるんだよ。
と、お思いでしょうがマジなんです。
女の子なんです。
女の子はみんな…とは言わないし、自分が女の子とは呼ばれない年齢になって久しいけど、みんな多かれ少なかれ自分のことを「特別なファン」だと思ってる…筈。
私はその他大勢のファンじゃない、私の「好き」はみんなの「好き」とは違う、私は「特別」彼のことが好き。
私は、特に本当の女の子の頃は、そういう痛い娘だった。
私には中学生の頃から大好きなミュージシャンがいるけど、金銭的な問題ではなくその人のライブに初めて行ったのは高校を卒業してからだったし、ファンクラブに入会したのなんて働き始めて数年してからだった。
初めて行ったコンサート会場では2階席で、客席一杯に埋め尽くされた人達を見てすごく寂しい気持ちになったのを今でも憶えている。
あの人のこと好きな人がこんなにいっぱいいるんだ。私はこんなに後ろの席で、遠くからあの人を見てるしかないただのファンなんだ。
教室にアルバムを持って行き友達に聴かせ、「結婚したい!」「大好き!」と豪語し、誰も呼ばない私だけの呼び方でその人を呼び、その人のことならみるくちゃんに聞けって言われるくらいになって、全てのアルバムの曲順を暗記して歌詞も見ないで歌えるほど毎日聴いてた私が……ここでは大勢のファンの中のたった一人。
しかもこんな遠く。
それが悲しくて、それから数年は意地でファンクラブに入るのを拒否してた。
ファンクラブに入るのを躊躇うのは、その記憶がトラウマになってたからだと思う。
きっと最近の子はもっとクールに「ファンの一員」としての自分を自覚してると思う。Twitterなんか見てると、アイドルというよりファンの人同士で繋がることに価値を求めてる気がする。仲間意識というか、連帯感?共感?どこかに所属してたい願望というか。
特にジャニーズは入会しないとデメリットしかないからね。
私みたいな一匹オオカミ的な人にはあんまりメリットも無いけど、ファン同士でチケット取り合ったり譲り合ったりできるもんね。いいよね。
で、実際に舞台やコンサートに足を運んでみてどうだったか…というとあの頃ほど淋しい気持ちにはならなかった。私だって伊達に経験を積んでない。ギリ10代だったあの時とは違ってだいぶ成長した女の子だし、事前の予習だってしてる。 覚悟も違う。
ただ、何ともないかというとそうでもなくて、むしろこの歳でこんなに感情が高揚するのかというくらい始まる前はドキドキワクワクウキウキしたし、その反動で終わった後の淋しさといったらなかった。
それと、やっぱり大勢のファンの人達を目の当たりにして大なり小なりショックを受けた、
まず、みんな若いね。
DVDで予習してた最近のコンサートだと、割合年齢層が高そうだったのに、なんか若返ってないか?
あとコンサートでは岡田団扇の多さに凹んだ。
岡田くんが近くに来た時の周りの黄色い声を聞いて、昔のトラウマが蘇って悲しくなった。
知ってはいたけど、こんなに岡田くんを好きな人がいっぱいいるんだなって。
中には最近ファンになった子もいるかもしれない。
他の誰かと掛け持ちでファンな子もいるかもしれない。
でもみんな「自分が一番岡田くんのこと好き」だと思ってるんだろうな。
思いの強さも、どれだけの期間好きでいたかも、顔にも団扇にも書いてない。私だってこの中で一番岡田くんを好きなのは私よ❗️と大声で言えるほどかといったら…多分違うんだろう。
そうして大勢の中に埋もれていく、私はただのファンの1人だ。
去年のアニバコンのあと、私の中には淋しい気持ちだけが沈殿していく。
なのに、あれから私はことごとくチケット戦に敗れている。惨敗。撃沈だ。
日程的に申し込んでない舞台もあるし、全部申し込んだわけではないけど。
中でもすごく観たかった坂本くんの「Murder for Tow」なんて落選がショックで、繰り返し観に行く人のツイートを読みながら「呪ってやる」と密かに呟いてた。
どうして人気のある舞台を1人で何度も観に行けるんだ?
1人でそんなに当てられるんだろうか?幾つ名義があるのかしら。そんなに譲ってくれる友達が多いのかしら?
それをよく「今回は前回と違って…」なんて平気でツイートできるんですかね⁉︎ ←めちゃ怒ってる(笑)
お金がたくさんあっても、会場に行く交通の便に不自由がなくても、私なら何度も観に行かない。行きたい気持ちは山々だけど、私は奥ゆかしい日本人だから少し気がひけるので遠慮する。
どんなに普段仲良くしてくれてるフォロワーさんでも、ライブレポが面白くてフォローしてる人でも、「何回観に行ってるんだよ!」と突っ込みたくなる。だんだん日を追うごとにイライラしてくる。
ついには呪いたくなる。
あーあ、こんな気持ちになりたくないんだ。
私だって人を呪わば穴二つって諺を知らないわけではない。
こんな気持ちでいるから私は誰にもチケットを譲ってもらえないし誘ってもらえないし、そもそも当たらないんだろうって……本当に落ち込んで反省する。
私ってこんなに嫌な女だったのね。
お茶の間にいたら知らなくて済んだ自分の嫌な面に気付く。
Twitterのフォロワーさんにも素直になれない。
こんな筈じゃなかった。
知りたくない事ばかり耳に入ってくる。
知らない方が良かったことも、知ってしまったから余計に苦しいことも全部入ってくる。
そりゃ、私がお茶の間にいた頃と今は状況が違う。もう全国放送の全員が出る番組はやってないし、細々と( 1年遅れで )続いてた 「アメジパ」だってもう地元の放送局は10月からは放送しないらしい。
あのままお茶の間にいたら、動くV6はほとんど見られない状態になってたと思う。
やっぱり、こんな苦しい思いをしてもV6の活動を全然知らないでいるよりはいくらかマシなんだと思う。
前述のミュージシャンのファンクラブについに入会したきっかけも、彼が全国を回るツアーみたいのをやらなくなって活動が関東に限られてきた頃だった。
やっぱり好きな人が今何をしてるのかは知りたい。
知ってしまってそれに行けない辛さも知ってしまったから、お城から出なければ良かったと後悔もするけど。
その舞台を終えて、その活動を通して、彼が彼たちが何を感じたのか、どう変化したのか 何を得て何を学んだのか、そういうのが伝わってくるのはやっぱり嬉しいんだ。
そこに私が立ちあえなかったのは悲しいけど……嬉しいんだ。
だから、せめて舞台はできる限りDVDにして欲しいし、公演数もできる限り増やして欲しい。
それとできる限り…1人で何度も足を運ぶ人は行けない人のことを考えて欲しい。良心があるなら。
それから、前にジャニヲタさんの事を書いたブログで「ファンが利己的になるのは仕方ない」と言ったけど、アイドルのことを本当に思うなら、彼を彼たちを狭い世界に閉じ込めてはいけない。
私は坂本くんの出るミュージカルを、本当のミュージカルファンの人にも観て欲しいし、剛くんの出る舞台を演劇好きな人たちにも観て欲しい。
「あさイチ」でイノッチのことをNHKのアナウンサーだと思ってたような人にも、コンサートでイノッチがどんなに素敵な声で歌うのか知って欲しいし、俳優の岡田くんしか知らない人にもアイドルの岡田くんを観て欲しい。
V6をもっと自慢したい。可能性を広げたいんだ。
なんか最近特にだけど、ジャニーズの人が出る舞台はチケットが取りにくくて大変だって聞く。丸山くんの出た「マクベス」だって、その舞台を純粋に観たいシェイクスピア好きの人や演出家のファンの人や他の出演者のファンがチケットを取れないので観るのを諦めてるって話を伝え聞いた。
「これだからジャニーズは」って陰では言われてるんだろうな。
「客が呼べるから、主役に抜擢される」なんて、実力じゃないみたいに言われるのは誰にとっても不幸なこと。
もっと広い世界で勝負して欲しい。
話は大きく逸れたけど(笑)
”青空が まぶしくて
私はこんなに小さくて”
私はただのファンで、チケットも取れなくて、譲ってももらえなくて、大好きなV6の活動を指をくわえて報告を待ってるだけしかできない。
それを本当に実感した1年でした。
そう、アニバコンに行ったあの日からもう1年が経ったんだ。あれから1枚も当たってない。
きっと、私の日頃の行いが悪いせいだろう。
とTwitterで呟いたら、
「そんなことは決してない、転売ヤーがたっくさんチケットを転売してるのに、そんなことは思っちゃいけない」って慰めてくれたフォロワーさんがいた。数人が励ましてくれた。
なんか、他のフォロワーさんは「触らぬ神に祟りなし」とばかりに、いつもは絡んでくる人も寄り付きもしないのに、そういう時に声をかけてくれるフォロワーさんを本当の意味で大切にしようと思った。
そう、どんな世界にも裏表があって、そんな中にも優しい人や良い人はいる。
私は喉から手が出るほど欲しいチケットも絶対に転売ヤーからは買わない。
チケツイという「譲ってください」ツイートもしないと決めてる。
名古屋から関東関西に行くのはフットワークが軽くないと大変なことで、まして子供のいるシングルマザーには「じゃ、チケット手に入ったから明日は東京行ってくる」なんてなかなかできることではない。
しかも我が家は子供たちもVクラだから、ママが1人で行くわけにもいかない。
そういう訳で、こっちがいろいろ条件付きでしかチケットを求めることができず、簡単には譲ってくれる人とマッチしないだろうし、譲ってもらう立場でごたごた言うこと自体が失礼だもの。
”新しい靴は少し ぎこちなくて
かすかな痛み ひきずるけど
一歩ずつ 履き慣らしてくわ
あなたに近くなる ために”
そう、いつも「来られないファン」のことまで考えてくれる健ちゃんや、どんな時にも一人一人のファンの顔を見て手を振ってくれる長野くんみたいに、私ももっと優しくなりたい。
チケットが手に入った人に本当に心から「よかったね」って言える人になりたい。
前述のミュージシャンのコンサート、最初は2階席だった私も、少しずつ前の方の席を取れるようになって…いつしか会場もホールじゃなくてライブハウスとかでやるようになったら、今では一番前で汗が降ってくるくらいのかぶりつきで観られるくらいになりました。それどころか、ライブ後に普通に話したり、一時期は毎日のようにファンメールを送り続けてたら(日記か⁉︎) 名前を憶えてもらえるくらいになりました。2階席からずいぶん出世した(笑)
これも長いことずっと好きでいたから。
2階席で遠くからステージを観てたあの時の私に教えてあげたい。ずっと信じて好きでいたらいいんだよって。
いつか、V6にも少しずつ近づきたいな。
お城から出てきて本当に良かったと思える日が、また来ますように。
”憂鬱な毎日も 苦手な人混みさえも
君がいる それだけで色づいて映った”
(V6 Beautiful World より)
これからも、陽だまりの中に戻りたいと後悔する日もあるだろうけど。雨も降ればいつかは虹も出る、それが見られるのも世界は広いと知ったからなんだよね。
「目の上のタンコブ」としてのSMAP
SMAPがこんなことになって、スマスマが年末で終わると知って、なんだかここ最近すごい動揺してる。
SMAPは前にも書いたけど決して好きでも嫌いでもない。
派閥がどうのと言われるようになった頃はどちらかと言えば嫌いだった。
V6のファンとしては、目の上のタンコブ的な存在だった。
デビューしてすぐ売れなかったくせに。
歌が下手なくせに。
踊りだってバラバラで下手くそなくせに。
(※個人の感想です。)
なのにV6がデビューする直前にブレイクしたおかげでいつまでも追い抜けない先輩として、いつまでもほんの少し上にいる感じ。
トニセンに限っては、メンバーによってSMAPより先輩だったり年上だったりする。そして歌も踊りも上手い(※個人の感想です。) 複雑だ。
だけど絶対抜けない目の上のタンコブであり続けるグループ、それが私から見たSMAPの存在だった。
ああ、もうさっさとあの敏腕マネージャーと一緒に独立しちゃえば良かったのに。本当にそう思う。
何をグズグズしてたのさ。
こんな不和を作り出して、これまでのバランスを崩して、悪者を作るために嘘までついて、さぞ件の週刊誌は得意顔だろう。
けどね、何年に一組も出ないキラキラ光る星をそのペンで壊しちゃったんだよ。自覚あるのかな?
それがそんなに楽しいのかな?
偉業だとでも思ってるのかな?
これに限らず、有名人の不倫とかを次々に暴いて、自分たちはさぞ清廉潔白なんでしょうね。
SMAPにはいつも前を走ってて欲しかった。
目の上のタンコブでい続けて欲しかった。
長野くんが折に触れ、坂本くんのことを「一つでも(歳が)上の人がいてくれて良かった」「気持ちが楽」なんて言ってるでしょう。
でも、この文章を書き出して随分時間が経ってしまった。
誰も止めてくれないまま、コンサートもイベントもやらないまま、歌番組にも出演しないまま、このまま本当に解散しちゃうんだろうか。
どうしてSMAPのファンの皆さんはこんな暴挙を許すんだろう。何もしないで眺めてる…とまでは言わない。でも物分りがよすぎる。もうちょっと抵抗してもいいと思う。
V6ファンとして絶対協力するのに。
ジャニオタって、統制のよくとれた、事務所の言うことを聞くファンだなぁっていつも思うけど、こんな時まで言いなりなの?
何か手立てはないの?
何に遠慮してるの?まさか本当にメンバー全員が解散を納得してるなんてことを信じてるの?
私には分からない。やっぱり私はジャニオタにはなれないらしい。
このまま解散なんて、私は嫌だよ。
ワガママなのかなぁ?
BRAND NEW DAY, BRAND NEW LIFE
V6以前、トシちゃん以前
私はトシちゃんからダイレクトに岡田くんのファンになって、やがてV6のファンになった…というような事を前に書いたのだけど、トシちゃん以前はどうだったのか考えてみた。麻世というアイドル
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トシちゃんのお父さん
V6における父親の存在と不在
君が信じてくれたから
終わっちゃった。
V6のコンサートツアーが、感動のファイナルを迎えて無事に終わった今、更新されたばかりの健ちゃんの「にこ健」を読んで泣いてます。
健ちゃんは言います。
「15歳の僕の決断は間違ってなかったんだ」と
そう、「新しいグループを作るけど、Youやる?」とジャニーさんに聞かれた15歳の君は、
「そのグループ、剛は入る?」と聞き返して言ったんだったね「剛が入らないなら僕もやんない」って。
ジャニーさんは「剛が一緒だとYouは1番になれないよ、いいの?」と15歳の君に確認したけど、「それでもいい、剛が入らないなら僕も入らない」ときっぱり言ったんだよね。
たぶんその時点では、こんなに長く続くグループになるなんて思ってなかったんだろうけど…。
奇跡のように「剛健」を中心に6人が集まって、V6というグループがデビューして20年が経ちました。
剛くんのカリスマ性はジュニアの頃から今も変わらず、そして剛健の仲の良さも相変わらず。
一番近くにいる健ちゃんには、剛くんのカリスマ性は一番感じられたことでしょう。
それを嫉妬することなく、15歳の男の子が、自分は2番手でもいいからこいつと離れたくないと思った、デビューできるなら一緒じゃなきゃ嫌だと思った、その決断があんな素敵なグループを作る核になってくれたんだよね。
少し前を歩く 未来の僕が
振り返ってくれるのなら
進んでもいい 大丈夫だよ
そう言って笑って欲しい
(サンキュー!ミュージックより)
もうそれは奇跡としか言いようがなくて、当たり前のようにあの6人が、一緒にステージに並んで立ってることが「神の過保護」と呼んでもいいくらい、私にしてみれば感謝しかないです。
ありがとう、健ちゃん。
いつも「寄り添って背中を押し続けて」くれてありがとう。
「目の前にいないファンのことも思いながら歌う」と言うあなたは間違いなく日本一のアイドルです。
私の大好きな岡田くんの心がV6から離れかけた時にも、「アイドルとしての自分を誇りに思ってくれ」と言って、V6に呼び戻してくれてありがとう。
間違いなくV6は、三宅健がいたからできて、三宅健がいるから続いたグループです。
とても大きな力に 導かれてきた
不思議な巡り合いを重ねて
音楽はこころとこころを
震わす 魔法さ
(ミュージック・ライフより)
ところで、オーラスのアンコールでV6の上に舞い降りた紅白のリボン。
ファンのメッセージ入りのリボンは、スタッフとファンからのサプライズで、あの健ちゃんをして「人生で一番感動した」とまで言わせた最高に素敵な演出だったのですが………。
あれ、ファンクラブからのメールでお知らせがあったのがツアーが始まるだいぶ前。
24時間テレビより前?←もうその辺の記憶も曖昧(笑)
V6メンバーに知られないように、ツイッターやらSNS等ネット上でその事を呟くのも話題にするのも禁止という緘口令が敷かれたんです。
各会場のCD販売テントの片隅で、確かCDを買うとリボンが貰えてそこにメッセージが書けるという事だったはず。
それを全会場分集めて、オーラスに降らせた訳ですが、勘の良い方はお察しになられてると思いますが、ワタシ完全に失念しておりました!
だって、誰も呟かないんだもん(笑)
「グッズ買ったついでに、例のメッセージ書いてきたよ♡」とか、
「CD買って、例のアレ出してきたよ♪」みたいな書き込みも一切見ない、Vクラの完璧すぎる緘口令のお陰で、そんな事すっかり忘れてた!
確か、その為に通常盤を買わずに残しておいたんだったのに。
早い時間にグッズわざわざ買いに行ったのに。
次の日だって、思い出してたら行けたのに。
私のバカバカ!
と思ってたら、こんなバカは私だけじゃなかった。フォロワーさんにもいました。完璧に忘れてた人。もちろんこっそり慰め合いましたよ。
ああ、バカだ。本当にバカ。
私の思いも、代々木のステージに降る筈だったのに。
振り返ればイエスタデイズ
舞い散った過去の群れ
気づいたら遠くはなれ
ぶつかってエブリホェア
全身に傷負って
進むしかできないと知った
(ミュージック・ライフより)
- アーティスト: V6
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後悔先に立たず。
進むしかない。
もし万が一、次にこんな機会があれば、私の思いも形にしてV6の上から降らせたい。
客席に背を向けて ( もしや泣きそうなのを見せないため?) ステージにちょこんと正座して、一心不乱にリボンを一枚一枚読む剛くんの……肩に乗りたかった‼︎
(いよいよ自分が誰担当か分からなくなってきた)
いや、今回だって、思いは代々木のステージの上で舞い散ってましたよ。(砕け散った、とも言う)
…きっとね♡
君が信じてくれたから!
(ミュージック・ライフより)
次の機会が30周年でも40周年でも、ついて行くわ。
Wait for Youで「一緒に来てくれないか」とイノッチが歌うところが、私にはどうしても「一緒に生きてくれないか」に聴こえてしまうんだもの。
UTAO-UTAO〜夢から醒めた夢
ついに、ついにコンサートに行ってきました。
「ラブセン V6 LIVE TOUR 2015
-SINCE1995~FOREVER-」コンサート!
記憶の断片
私が行ったのは10月21日、日本ガイシホールで行なわれたコンサート。
この日は仕事も休み、朝からソワソワ。
イノッチが「あさイチ」に普通に出ていてびっくり。
そうか、新幹線で1時間半だもんね。
あ、最初に言っておくと、これはコンサートレポとかじゃないです。
あまりにも幸せ過ぎて、あまりにもあっという間で、殆ど記憶がない(笑)
ツイッターで、同じ会場にいたであろう方たちのレポを読んでは、あぁそんな事もあった、そんな事言ってた!…と記憶をよみがえらせてるくらいなので、自らレポが書けるはずもない。
だから、憶えてることの断片を記録しておくメモみたいな感じです。
グッズ衝動買い
この日は平日で子供たちは学校だったけど、私は休みを取ってたのでお昼前からガイシホールに向かう。
我が家からは30分弱。
OMGコンの時にグッズだけ買いに来たことがあったから、勝手知ったるグッズ売り場(笑)
でもOMGコンの時も販売開始40分前くらいに来て30人くらいしか並んでなかったのに、今回はもう既に100人以上並んでた。
この日は暑かったからホールの日陰に沿って外周をぐるっと回ってたから、最後尾が見えなくて焦った。
どんな感じの人が並んでるんだろうな?と観察してたんだけど、若い子はチェックのシャツを着てたり腰に巻いてたりしてる子が多かったな。私の前に並んでた子たちは多分色違いのチェックシャツでお揃いだった。
意外にお年を召した方が多い印象だったけど、メモを見てたり、若い子が来て場所変わったりしてたから、代わりに並んでたりグッズ買うの頼まれたりしたお祖母ちゃんなのかもね。
先日書いたジャニヲタの制服?白いスカートはいなかった(笑)
やっぱあれは撮影用か?
グッズはパンフレットとポスターを私に、クリアファイルとTシャツと健ちゃんのフォトセットをムスメに、あとはそれぞれ3つずつ団扇とペンライト。団扇は、私が岡田くん、ムスメには健ちゃん、息子にはイノッチ。
でも、見てたら急に欲しくなって、自分用のTシャツも、あとフォトセット[全員]も衝動買いしちゃいました。
いざ、アリーナ!
大荷物を抱えて一旦帰宅。
中2のムスメの帰宅を待って、いざガイシホールへ。
高校生の息子にはチケットを渡してあって、学校から直接市バスで行くので現地集合。
ところがホールの前でなかなか息子と会えなくて、右往左往。
やっと巡り会えたら今度は「さて、どこから入るの?」
もう既に入場が開始されて30分くらい経ってたのでホールの前の広場は大混雑。
ところが「アリーナの人は1階から!」とメガホンで案内してるスタッフがいて、そうです私たちアリーナ席だったの。1階へ降りてみたら、もう入り口に行列すら無い。
いざ荷物チェックを済ませて中へ!
会場に足を踏み入れた途端、フワッと視界に靄がかかったみたいな幻想的な?感じで、いよいよこれは夢なの?という雰囲気になってきました。
3人並びの席で、ブロック的にはメインステージからも花道からも遠目な後ろの方。通路側だったけど、通路から私、息子くん、娘ちゃんの順に座る。
なんかムスメは隣の人がいるの嫌だから真ん中がいいとか言ってたのに、自然にこの並びに。
ガイシホールの印象は、なんか思ってたより狭いなってこと。アリーナだから余計に感じるのかもしれないけど、DVDで観てた代々木と比べても本当に小さいんだろうな。
昔々行った、県体育館の聖子ちゃんコンサートはスタンド席だったけど、真ん中にステージがあったせいかもっと近くに感じたし、全体が上から見渡せたせいか広く感じたな。
あとアリーナのブロックを仕切る通路が広いと感じた。もう1列くらい椅子が並べられるんじゃない?くらいに開いてる。本当にもう1列ずつ増やしてくれたらもっと入れる人が増えるのに。
はじまる、はじまる!
暗転して始まって、周りのすごい歓声の中立ち上がる。
ブロックでは2列目で、アリーナはフラットだから、前の人がデカかったらアウトだなと思ってたけど、標準より少し低い感じの人でよかった。
むしろ、170センチの息子の後ろの人ゴメンなさいって感じだった。
最初はメインステージの6人が、すごく遠くてメンバーが5センチくらいにしか見えないんだけど、シルエットでちゃんと岡田くんを確認。
なるべく、モニターより本物を見て目に焼き付けたくて、目を凝らして岡田くんを追う。
なんか夢にまで見たこの場所に、今いるんだな〜〜と思うと、涙がこみ上げてきた。
メインステージから順にメンバーが花道を歩いてきた時は、いよいよ興奮してきた(笑)
5センチだったV6が20センチくらいに見えたからね(笑)
MCも、すごい楽しかった。
年代順に聞いてく点呼では、40代がこの辺りで私だけだったら恥ずかしいなと思ったんだけど、結構周りにたくさんいて安心。斜め前の方は70代で手を挙げてた。
「男子ー!」と聞かれた時は、ちょい恥ずかしそうに息子が「はーい!」と手を挙げて応えてた。息子は恥ずかしいのか、イノッチの団扇がだんだん下がってしまって、せめてイノッチが側を通る時くらい胸の位置まで上げなさいって、隣で腕をぐいぐい上げさせてました。
結局、スタンド前の通路?をメンバーが通る時が一番近いんだけど、だいたいその時はスタンド席側を見ててあんまりアリーナを向いてくれない。
岡田くんは特に照れ屋なのか、上から覗き込む素振りは一応するけど実際には全体を眺めてるだけな感じ(笑)
長野くんは、噂に違わず本当に万遍なく顔を見てお手振りしてくれてる感じが、まさに王子様でした。
坂本くんは子供好きで、スタンド席前列の親子席?にばかり視線を向けるから、必然的に横顔ばかりだった。剛くんはアリーナも覗き込むようにちゃんと見てくれて、もしかして目が合ったかも?(笑)
なんか6人もいて、全員好きだと、本当にどこを見ていいのか分からない。
みんなバラバラに散って歌う時とか、声はするけどすごい遠くに岡田くんがいて、すごい近くにイノッチがいる時とか、どうしたらいいの?って感じだった(笑)
とにかく、楽しくて楽しくて、時間が経つのがあっという間で、最後の挨拶?までのメドレー形式の曲が、何を歌ったのか歌ってないのか…殆ど思い出せない。
メドレーにしてあるから、前奏だけで肩すかしの曲とかワンフレーズだけ?な曲とかもあったし、やたら「愛なんだ」の(我が家では「恥ずかしいラップ」と呼んでいる)ラップが間奏に重ねてあったり、曲の切れ間が分かりにくい組曲だった。
でも大好きな「UTAO-UTAO」はフルコーラス歌ってくれて大感激。私の号泣ポイントはここでした。
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想像通りのこのステージ
騒々しい仲間がいて
例えるなら トムとジェリーの現代バージョン
雲間から射す光
問答無用に注ぐハピネス
夢みたいな日々に叶う UTAO-UTAO
最後の挨拶は、本当に泣けた。
イノッチや岡田くんは、他のメンバーが真面目に挨拶してるのに茶化したりオチをつけようとしたりしてたけど、それでも泣けた。
「みんないい人たち好きになったね、良かったね」みたいな事を、岡田くんの口から聞けるなんて思わなかった。
岡田くんこそ、良かったね。あんないい人たちと同じグループでデビューできて。
アンコールが3回
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アンコールも、頑張って手を叩き続けた甲斐あって、ダブルアンコールまで応えてくれた。ただ、健ちゃんの投げチューを見たらサッサと帰り支度し始める人や席を立つ人が多くてビックリ。もう1回くらいアンコールして欲しかったな。
みんな遠くから来てるのかしら?終電間に合わないとか?(笑)
私たち親子は、事前に嫌な思いをしないように約束してたの。
銀テープとか飛んできても無理して取らない。
誰かと同じテープを取ってしまった時は引っ張り合わないで手を離す。
1人1本取れたら、他に譲る。
最初から、取れなくて当然、取れたらラッキーというスタンスでいようって。
ラッキーな事に、私の真上に落ちてきた銀テープを手を伸ばして取ることができたし、息子も背の高さを活かして金のテープを取ってました。(テープに印刷されたメッセージの内容は金銀とも同じ)
ムスメは折角掴んだのに後ろの人に引っ張られて取られた!と怒ってたけど、みんな欲しいんだから仕方ないよ。
家族に金銀テープ2本なんてラッキーじゃん。
本当に本当に幸せで、すごく楽しかった。
また行きたいな。
本当にまた行きたいなぁ。
終わった直後からそんな風に思うコンサートでした。
まだ夢の途中。
ありがとう、V6
ジャニヲタさん、ありがとう
ジャニーズの罠
私はV6が好きだ。
そりゃもう、岡田くんに関してはデビュー間もなくから好きだし、ずっとV6が好きだ。
だけどジャニーズが特別好きだという訳ではない。
…と、思う。
断言しきれないのは、人生の節目節目で何度かジャニーズの罠にはハマってるから。
黒歴史だけどシブがき隊のヤッくんのブロマイドを買ってしまったこともあるし、ヨッちゃんこと野村義男のファーストアルバムもついつい買ってしまった。
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まだヨッちゃんが「The Good-bye」を結成して本格的にバンドデビューする前に出された「野村義男」名義のアルバムです。デビューしてないのにアルバムだけ、しかもタイトル「待たせてSorry」とか(笑)
でもきっぱりファンでしたと言えるのはトシちゃんこと田原俊彦だけ。
部屋に「瀬戸内少年野球団」のポスター貼ってたし、アルバムを5枚、シングルレコード(笑)10枚くらいは持ってたし、ドラマは必ず観てたし…コンサートは行ったこと無かったけど。ディナーショーも無いけど。
SMAPが流行り始めの頃、「誰が好き?」と聞かれたら「森くんか吾郎ちゃん」と答えたりはしてたけど、「スマスマ」をバラエティ番組のひとつとして楽しみに見る程度。
嵐は本当に売れるまで、名前が顔と一致するのがニノだけだった。
タッキーは「木曜の怪談」の時から綺麗な子だなと思って好きだったけど代表作「魔女の条件」でさえしっかり観たことがないくらいなスタンス。
だから、私はジャニヲタ(=ジャニーズのオタク)じゃないの。
そんな私から見たジャニヲタって人種のことを、少し書いてみようと思った。
このはてなブログにも、ジャニヲタと名乗る方のブログが沢山あって面白く読ませて頂いてるし、ツイッターでフォローさせて頂いてる「Vクラさん」も概ね良い人だ。
ただ、中には…何て言うか一般常識からすると「ん?」と思うような「ジャニヲタの決まり」「ジャニヲタの常識」というものに遭遇して戸惑うことがある。
そしてそれ故、良い人だと思ってたのに急に変な人に思えたり、ちょっとムカついたり…みたいな事もあって、何が違って何が変で何がムカつくのか書いて考えてみようと思ったのでした。
別に、ジャニヲタさんを否定してる訳ではないし、嫌ってる訳じゃない。
ただ、どんな世界でもそうだと思うけど閉じた世界の中ではどんどん独自のルールができていって周りと少しずつズレてくることもあるんじゃないかな?と思うんだな。
ジャニヲタの制服としての白いスカート
まず、全員が全員じゃないけどファッションが独特。
私の周りでは膝丈の白いスカートを着てる女の子なんて年に3人見たら多い方だと思うんだけど、テレビのジャニーズが勢揃いする歌番組での最前列にズラーッと並ぶジャニヲタさんの白いスカート率の高さ!
ショートパンツが流行っていようが、ガウチョパンツが流行っていようが、花柄が流行ろうがカーキが流行ろうが、殆どの子が白かパステルカラーの膝丈スカート!
その昔、私の妹はマッチのファンで、多分私設の親衛隊というのに入ってた。親衛隊には揃いの制服があって、テロテロのサテン地の法被で色は白かピンク、頭には長いハチマキ巻いて手にはポンポン?…確かそんな出で立ちだった。法被の下は白い大きな(襟巻きトカゲみたいな)襟のブラウスに膝丈のスカート。
まるであれみたい。そう思っちゃった。
あれはテレビに映る用に用意されたサクラの女の子たちだという、まことしやかな噂もあるが、例えそれが事実だとして、その子たちにその服装をさせてるのは誰よ?
また、あれを見てああいう服装なら最前列に並ばせてもらえるんだと真似して行く子が増える…という悪?循環なのかも知れない。
どっちにしろ、元々が時代錯誤だ。
あれを良しとする世代がたのきん世代に思えてならない。きっと事務所の幹部のルーツがそこなんだろうな。
あの頃…たのきんトリオが全盛期の頃はめちゃくちゃだった。ファンクラブもあるにはあったんだろうけど、たぶん私設の親衛隊が林立してグループ間で対立もあったと聞くし、コンサートのルールなんて確立してなかったんだと思う。
出待ちや追っかけも当たり前にあって、マナー違反なんて日常茶飯事だったんだろうな。
事務所も親衛隊をある程度は利用してた節があって、親衛隊の幹部みたいな子は事務所の人から新曲のテープを発売前に貰って、それを隊員にダビングして掛け声の練習をさせてたみたいだし。
そんなこんなあって、段々ときちんとしたルールができて統制のとれたファンクラブが確立していったんだろうね。
私がVクラになった頃にはもう「熱狂的ファン」は「ジャニヲタ」になってて、ポンポンは団扇になり、サテンの法被があの白いスカートになっていったんだね。
財布の紐はもはや無い
次に財力。
なんだ?ジャニヲタさんはみんな、財閥の令嬢か有閑マダムなのか?
コンサートのチケット代だけでも8千円から1万円するのに、それを何枚も購入して、地元に拘らず日本全国担当さまとともにツアーする「遠征」ってやつ?交通費や宿泊代もかかるし、その間仕事や学校や家庭は大丈夫なのか?
コンサート代だけではない。
コンサートがあれば必ずグッズというものが販売されるが、ジャニヲタは買い方がすごい。パンフレットを2冊購入して1冊は保存用にするとか…実用的じゃないんだもん。
コンサート中に持てる団扇はせいぜい2枚、手は2本しかないし片手にはペンライトも持つんだからね。なのにメンバー全員分買ってく人もいるし、同じ人の団扇を数枚買う人もいる。
その上、新譜が出れば初回盤数種類を迷いもなく全部買うし、雑誌も保存用を含め複数冊買う人もいる。
ま、私もこれに関しては他人の事は言えないが、こと好きなジャニタレには財布の紐が緩みっぱなし…いやそもそも紐自体存在しないのがジャニヲタなのかもしれない。
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張り巡らされるジャニヲタネットワーク
あとは物凄いネットワーク。
今回のV6のコンサート、アニバーサリーという事もあり、またその割には公演数が少ないのでチケットが外れる人続出で、それこそ全公演を当たり前のように申し込んじゃうような遠征の猛者でも1公演も当たらなかったと嘆いている、所謂「全滅」ツイートを何人も見た。
私なんて地元の2公演しか申し込んでないのに1公演当たったんだから、奇跡に近い。
でもその後のツイートを見てると、その全滅組…ちゃんとコンサート行けてるんだよね。それも複数公演。蓋を開けてみれば私よりいっぱい行けてんじゃん。何故?
そこが、ジャニヲタ同士のネットワークなのよね。詳しい事は分からないので想像でしかないが、ジャニヲタはそもそも複数のグループのファンクラブに入ってたり、特に担当がいなくてもチケット応募できる資格があれば一応しちゃうという人が多いのかもしれない。
今はツイッターもあるし、コンサートでいろんな場所に行きその場で仲良くなり、段々と仲間が増えていくのだろうな。
そう言えば、公演が近付くと「○○会場で会ってくれる人」とツイッターで呼びかけているのをよく見かけるし、実際私もフォロワーさんに「会いましょう」と言われてお会いした方も数人いる。
いずれも関西地方の方だった。
積極的に会いましょうと仰る方は、皆さん社交的で綺麗な方だった。
その時だけの付き合いに留まらず、私が大阪の舞台を観に行った時には一緒にお茶をしたり、私が入れなかったコンサートの飛来物?(笑)(コンサート中に落ちてくるテープや花吹雪)を分けてくれたり、関西でしか放送されてない番組を録画して送ってくれたり…の付き合いが続いている。
こうやってジャニヲタはネットワークを全国に張り巡らせて行くんだね。
担当を変えるということ
だけど、ジャニヲタのよく分からない風習?で「担降り」というのがあるらしい。担当を降りて?他の子の担当になる事を言うらしいけど、それがジャニーズの中でぐるぐる回っていく。
他のグループに行っても元のグループのファンクラブの籍は置いたまま掛け持ちしたりしてる人も多そうだし、そうすると名義貸しみたいな事もあるんだろう。
とりあえず申し込む際にチケットは2枚以上応募して、当たってから同行者を探す人もいるんだろうな。
私は、大きな意味では田原俊彦→岡田准一に担降りした訳だけど(笑)、ジャニーズ以外にも好きなタレントや俳優はいっぱいいるし、コンサートに行きたいとまで思うアイドルはV6だけだし、未来永劫「担降り」する気はしないから、全く関わりのない話だな。
だから担降りは理解はできないけど、あんまり利害がないし、どうぞご自由に♡と思うだけ。
コンサートツアーという旅
だからね私が一番分からないのが「遠征」ってやつで、コンサートツアーが始まると一緒に全国をツアーしちゃう人がいるの。
そりゃ、首都圏や関西でしかライブをしないアーティストなら私だって遠征しますよ。
だけど折角V6が全国を周ってくれるのに、一緒になって周るのはどうかと思うんだよね。
一番近場の公演に行けばいいじゃないすか。
その近場の会場が「音響が悪い」とかの理由でイヤなら、別の会場へ行くとしても、その1回でいいじゃないですか。
同じ公演を何度も観るのは、確かに楽しかろう。構成や演出は同じでも、MCは毎回違うだろうしご当地な話題もあるし、回を重ねて変化していくのを楽しむ事もできるだろう。
舞台なんかだと、何回も観る通な楽しみは理解できる。
でもイノッチが「名古屋の皆さーん、お久しぶりー!」と呼びかける時、ここにいる内のどのくらいが本当に「名古屋(東海地方)の人」なんだろう?と思う。
イノッチが日帰りで渋谷のNHKに通いながらコンサートできる程だから、関東からも関西からも来やすいので、名古屋の公演の倍率はオーラス並に高かったらしいと聞いた。
いろんなネットワークを駆使して、遠征組が押し寄せてたのもツイッターを見てたら容易に想像できた。
その分入れなかった地元の子も、ツイッターで見かけた。
ジャニヲタさんはさ、自分たちだけ、自分のネットワークのコミュニティだけが楽しんでることに気が付かないのだろうか?
ツイッターとかで、どんなに仲間の事を大切にしてても親切でも、それは自分の知る範囲の仲間だけな気がする。
ヲタだけがファンじゃない
世の中にはV6を好きな人は沢山いる。にわかファンじゃなくずっと好きでも、私みたいにコンサートへ行くのは初めてな人もいる。
ファンクラブには入ってないけどV6の曲が好きで、コンサート行ってみたいって思ってる人もいっぱいいるだろう。
東京や北海道には行けなくても、地元に来てくれるなら行きたいなと思う人もいる。
そんな人達のためにも席を空けてあげたいとは思わないのかな?誰かがV6のコンサートを体験できるチャンスを、潰してしまうことになるかもしれないのにな。
まあ、ファンとして利己的になるのは自然なことで、それを支える財力があるんなら、それも仕方がないのかもしれないけどね。
顔が掟だし!
最後に、ジャニヲタさんは異常に「顔ファン」に厳しい。なんなら嫌われる。これが分からない。
自分たちは、顔だけでファンになったんじゃない。彼たちの、性格や人柄や、パフォーマンスや活動の全てが好きなんだ…と思ってる。
ジャニーズのタレントは確かに概ね顔がいい。殆どが一般男子よりイケメンだ。
だからジャニヲタだと分かると周りの男子がやっかみで「イケメンに限るんだろ」とか言うんだろうし、ジャニーズをバカにしてるような輩からは「どうせ顔だろ」と言われたり、同じ女子でも「ジャニーズは顔だけで売ってる。歌もダンスも演技も二の次」とか思ってる人も沢山いて、ジャニーズ以外の若手の俳優さんや韓流アイドルやEXILE系列と比べられてバカにされるんだろう。
それで、こう言い返す。「私は顔だけで好きなんじゃないもん」
だから顔が好きとか言う「素直で正直な」ファンは異常に嫌われるんだろう。
けどさ、だいたい顔じゃなきゃ何を基準にファンになるの?
私は岡田くんの顔が好きだ。綺麗な顔だし、シンメトリーだし、目も鼻の形も唇の厚さも好きだ。口角の上がり方と片眉を上げる表情も好きだし、それは一目惚れした少年の頃から全然変わらない。
加えて声が低くて甘いのも好きだ。喋り方もイントネーションも好きだ。ら抜き言葉が多くて、喋り出しと結論が結びつかない迷子なMCも可愛く思う。
全身のバランスも好きだからあんまり背が伸びなくてよかったと思ってるし、手の美しさも好き。
つまり、目に見える耳に聞こえる範囲の全てが好きだけど、それ以上は知らない(笑)
いろんなインタビューを読んでも、エピソードを聞いても、そこから思い計る性格や感じる人柄は、それはそれで大好きだけど、顔ほど確かではない。ましてや演じる役は役でしかないので、彼は堂上教官ではないし、ぶっさんでも井上薫くんでもないのは知ってる。
私が知ってるのは、彼のほんの少しの断片。
一生懸命練習した事が出来なくて悔しくて泣いてる岡田くん。照れて耳まで真っ赤になる岡田くん。変な味のものを食べると身体がピクピクしちゃう岡田くん。自分で作詞した曲を歌いながらウルウルしちゃう岡田くん。
それで十分だし、だけどそれだけで岡田くんの性格が好きと断言できるほど、私は岡田くんのことを全部は知らない。
本当に、岡田くんがあの顔じゃなくても好きだと言い切れるジャニヲタさんがいるのかな?だって、頑張り屋さんは岡田くんだけじゃない。V6の中でもジャニーズの他のグループでも、岡田くんくらいの頑張り屋さんはいるだろうし、岡田くんより歌やダンスが上手い人もいるし、岡田くんくらい魅力的な人はいっぱいいるよ。
でも岡田くんが好きなのは、まずは顔が好きなんじゃないのかな?
ま、逆も然り。
顔なら、私はタッキーの顔も好きだ。
岡田くんの顔と同じくらい好きだ。
でも、いつも岡田くんの少し屈折してるようなところが気になって仕方ないから、私は岡田くんのファンなんだろうと思う。
タッキーは私から見たら優等生で、そんなところもちゃんと顔に表れている。
ジャニヲタさんも素直に「顔が好き」と言えるといいのに(笑)
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この本は私の好きな石川三千花さんのハリウッド映画評。イラスト満載で超面白い。著者のポリシーが「男は顔」。全く同感。男は顔に生き方が表れるのよ。(だから私はまだ顔が出来てないジュニアや若手が苦手。あんな少年の頃からちゃんと顔が出来てたのは岡田くんと剛くんくらいだよ…と思う。)
皆んなが好きって言うから好きなんじゃないからね!
あと最後に付け加えるなら、私はそういう人と接した事がないから又聞きだけど、コアなジャニヲタには「同担拒否」という人もいるらしい。
これは、全く理解できない訳ではない。
なんとなく気持ちは分かる。
岡田くんで言えば、私は少年の頃から好きだから、同じ岡田ファンを名乗っててもあの時期を完全否定されたら腹が立つし、それでファンとか名乗らないでくれる?とは思う。
(実際にSPを観てファンになったという人に、「金髪にしてた頃とか細くて子供だった頃の岡田さんには何の興味もない。むしろ気持ち悪い」と言われた事がある)
けど、たまたまツイッターでフォロワーさんが同担でも、コンサートでたまたま隣り合わせた人が同担でもなんとも感じない。
仲良くできたらいいのにと思うわ。
ありがとう、ジャニヲタさん
ま、そんな感じなので、私はジャニヲタじゃないけどジャニヲタさんのおかげで日本は概ね平和なんじゃないかと思います。
いろいろ文句や苦情?も書きましたが、私もいつもお世話になってます。
生活に支障がない程度にヲタ活動頑張ってください。
私のようなファンも、お茶の間さんも含めて、皆んなで愛するジャニーズを盛り上げていきましょう。
夢から醒めない
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